デジカメ雑誌を時々買って読んでいるのですが、ここ何年か、一番楽しみにしているのが「デジタルカメラマガジン1月号」です。

ここ何年か「1月号」には、田中希美男さんによるメーカー各社へのインタビューが掲載されています。メーカー側の本音というか将来への展望がかいま見える感じで、とても興味深い内容です。「2014年1月号」にも『一眼レフとミラーレスの未来』というタイトルで記事が掲載されていて、楽しみでした。

今年も、発売を今か今かと待っていたのですが、ようやく購入することができました。

はじめは、「いつものAmazonで」と考えて、いったんは購入手続きをとったのですが、これはキャンセルしてしまいました。

Amazonでの注文をキャンセルした理由

なぜかというと、理由のひとつは先日、配達のトラブルがあったからです。Amazonのプライム会員だと、速いものはその日のうちに届きます。配達予定日は、画面に表示がしてあるのでそれを確認して注文。

先日も、その日のうちに届くことを確認して小物をオーダーしました。

ただ、その時になんとなく「これ、ホントに今日届くのかしら??」と、不安になりました。取り立てて理由はなかったようにも思いますが、なんとなく最近のプライムはキッチリ届かないという漠然とした印象がありました。

ついこの間も、1日早く届いたし・・・。
(予定と違うというのは珍しいナ)

そんなことを考えながらも、「でも、この日って書いてあるからには今日届くということ」、そう思い直して注文を済ませて出かけました。

さて、夕方になって帰ると、頼んだ品物が届いていません!

ちょっと不安になって、いつものドライバーさんに電話をかけると、今日は預かってないとのこと。それで、クロネコに電話をかけたりAmazonに問い合わせたりしました。その結果、中継地点まで来ていることは分かったのですが、その日の配達は難しいとのことでした。

本題からそれるので簡単に書いておくと、Amazonはその日の朝に出荷して、その日のうちに届くように手続きをしているようでした。この件の問い合わせに関して、Amazonの対応はすばらしく早かったと思いますし、おおむね十分な対応だったと思っています。

ただ、万一同じようなトラブルで、配送が遅れたらイヤだなあと思ってしまったのがキャンセルのひとつの理由。

もうひとつの理由は、本屋の近くに行く人に買い物を頼めそうだったから。なんとも単純な理由ですけれど、さすがに本屋に出向いて買うよりも通販が早いというのはないでしょうからネ。

オリンパスへのインタビューから

インタビュイー(受ける人)は、昨年と同じく小川さん。

昨年は、E-5後継機が出るようにおっしゃっていたのに、なぜ出なかったのかから話は始まっています。「さんざん議論しました……」とありますが、きっと小川さん自身は出したかったのでは?

小川:でもそうはいってもフォーサーズレンズは私は現役だと思っているんですよ。
小川:やっぱり常に最高のパフォーマンスを出すとしたらリニューアルとか必要なんですよ。

というあたりに、フォーサーズシステムを捨てきれない心情が吐露されているように感じました。でも、フォーサーズ用のレンズ、ホントにリニューアルするんですか?

私自身は、両方のシステムを使っているのですが、レンズに関してはまだフォーサーズシステムの方が優れた画質だと思っています。マイクロフォーザーズ用のレンズを使うよりも、アダプターを付けてフォーサーズのレンズを使った方が、総じてキレのある画像のように感じましたから。

2014年は、マイクロフォーサーズ用のレンズも2本は出すということなので、明るいズームレンズを期待しておきます。

パナソニックへのインタビューから

パナソニックも一眼レフを作る予定はないようですね。

ただ、インタビュイーの北尾さんが、コンデジに関して、さりげなくおっしゃている次の言葉がポイント。

北尾:センサーの大型化の流れはコンパクトカメラについても言えるので、来年は何かご提案できたらいいなと。
北尾:……大きなセンサーを積んだものは出てくると思っていただいてかまいませんよ。

ということで、予想としてはマイクロフォーサーズと同程度のセンサーを積んだコンデジが登場するのかなと思いました。

現在のマイクロフォーサーズは1600万画素程度なので、APS-Cの2400万画素と比べて、1画素あたりの面積は同程度です。そうなると、等倍鑑賞した際の高感度画質は、APS-Cサイズセンサーを搭載したコンパクトカメラにも十分対抗できるように思いました。

また、「フォーサーズは今後どうなるのですか?」という質問については、次のような回答。

北尾:これ聞かれると困るんですけども。
北尾:当社においては、レンズは今でもお買いあげいただいていますので続けていきますよ。

ということで、基本的なスタンスはオリンパスと大差ないように感じました。(が、レンズリニューアルに意欲をみせるオリンパスの方が若干熱がこもっているかも)

デジタルカメラマガジン 2014年1月号

長くなるので、次回に続きます。

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2014年への展望~『一眼レフとミラーレスの未来』から~№2

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