タムロンへのインタビューから

去年はなかったので、今年が初めてだと思います。

ただ、読んでいてなんとなく受け答えが……な感じがしました。う~ん、何ででしょう?

Q:来年くらいに単焦点が出てきますか?

桜庭:そこはねぇ……(笑)。

Q:でも来年中には単焦点が出てくると考えていいんですね?

桜庭:可能性はありますが時期はちょっと……。

といった雰囲気です。インタビューイーは上席執行役員の桜庭さん。新製品の登場時期はぜんぜん分からなかったのですが、大口径の広角ズームは期待できそうなインタビュー内容でした。

ケンコートキナーへのインタビューから

こちらのインタビューも、多分今回が初めてでしょうね。

トキナーのレンズは光学性能の高さやデザインは高い評価だったと思いますが、「手ぶれ補正」とか「超音波モーター」といったメカは搭載されていません。

そのことへのインタビューを読むと、どちらも試作まではできているようです。ただ、量産の精度のばらつきがあったようですね。

インタビューイーは、広報・宣伝課長の佐藤さんです。

佐藤:いいえ、リング型の超音波モーターです。手ぶれ補正のほうはいいんですけど、超音波モーターに部品のばらつきがあるんです。……でも、我々としてはなんとしてもやります。おそらくですけれども、来年の3月~5月に発売するつもりです。

Q:じゃあ諦めていないんだ(笑)。小型で手ぶれ補正が入って超音波モーターも搭載ですか。

佐藤:確立はできて、あとは量産の精度なんですよ。そこだけなんですよね。

ということなので、来年の春から夏にかけてトキナーの新レンズが登場するみたいです。

また、来年(2014)のCP+では、「70-200mm F4」と、「24-70mm F2.8」が登場のようです。

ちょっと面白かったのが、次のコメント。

佐藤:望遠レンズってもうガラスなんです。どれだけいいガラスを使うかで決まっちゃう。だからそれは他社並みには使っていますよ。

う~ん、そうなんですか……。確かにいいガラス(プラの場合もあり?)と組み立て精度、それに研磨技術が揃えばいいスペックが出そうです……。

ただ、実際の使用となると直射日光でフレアが出まくりっていうこともあるので、コーティングも他社並みの「ナノコーティング」とかを個人的に期待しま~す。
※トキナーレンズは幾つか持っているのですが、使ってみると総じて逆光には弱い印象です。

さて、インタビュー内容に戻ります。「70-200mm」は最短撮影距離が1mということですが、これについての質問。

Q:気になる価格は?

佐藤:今となってはもう10万円で売らざるをえない。キヤノンさんも含めてみんな下がってきているんですよ。だから、我々としてはスタートは実売で98,000円くらいで売らないと。

なんと、実売価格のメーカー予想まで出てきました。「70-200mm F4」で超音波モーター・手ぶれ補正付きでこのお値段なら納得かもしれませんね。

ただ、同じズーム域で「神レンズ」と呼ばれている純正の「EF 70-200mm F4 IS」がありますから、売れ行きが気になったりもします。

あと、キヤノンEFマウント用の単焦点レンズに関するインタビュー。

Q:大口径でMFで単焦点というシリーズを考えているわけですね。手始めは広角18mmF1.4から。

佐藤:テレ側ではだいたい85mmくらいです。

Q:何本くらい予定していますか?

佐藤:全部で5本。来年のフォトキナーで何本かプロトタイプを展示できると思います。

といった感じで、ケンコートキナーの受け答えはとても明快な印象を受けました。来年も続けてほしいインタビューです。

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